サミュエル・リンゼイ　カベルネ・ソーヴィニヨン カリフォルニア 2020

ティスティング・ノート

ブラックチェリー、タバコ、カシスのアロマが、たっぷりとしたダークフルーツの果実味の層で繰り返し現れる。柔らかな樽香が滑らかな口当たりと均衡のとれたフィニッシュを形作る。

ペアリング

グリルステーキやハーブを使った煮込みと共に。

生産者情報

1930年代初頭、サミュエル・リンゼイはそのリズミカルな正確さと力強さで周囲に知られていたアメリカの鉄道を敷く労働者の一人で、サミュエルとそのチームの力により、アメリカ西進の礎は築かれたと言えます。

サミュエル・リンゼイ のワインは、彼らが持っていた忍耐や気概など彼らの資質と共感するものがあります。サミュエルと彼のクルーたちは、鉄道のための道を切り開くとき、共に歌い、過酷な仕事を調和のとれたチームワークに変えて働きました。労働者たちの歌と詠唱（チャント）は、その後ブルース、ゴスペル、ジャズ、そしてロックンロールにまで影響を与えています。

サミュエル達が道具のリズムに合わせて一体となって動いたように、サミュエル・リンゼイのワインメーカーは果実のクオリティに細心の注意を払い、ブドウ畑の生の恵みを美しくバランスの取れた、時を超えても愛されるものを生み出すための努力を惜しみません。赤ワインの大胆で深みのある香り、白ワインの明るく爽やかな風味、いずれを味わうにしても、献身的な職人技がワインに込められています。サミュエル・リンゼイのワイン1本1本が、その努力の結晶です。